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15- I- 0052 201 5 年 11 月 20 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
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(証券コード:- )【据置】
外貨建長期発行体格付 A+ 格付の見通し 安定的 ■ 格付事由
(1) 韓国第 5位の財閥である韓国ロッテグループの中核会社。同グループは 1967年に設立されたロッテ製菓 から始まり、現在は食品、流通、観光・サービス、化学・建設、金融の 5つの事業部門 86社(国内)か ら成る。各事業会社はグループの中長期的な戦略に基づき運営されており、資本面、事業面で協力関係に ある。当社を含めた流通部門の売上高は 35 兆ウォン(14/ 12 期)、グループ内でのウエートは 43%(同) と最大の事業部門となっている。当社は同部門の中核企業であり、百貨店、ディスカウントストア、家電 量販店、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、T V ・ネットショッピングなど免税店事業を除く あらゆる流通チャネルを展開している。
(2) 当社売上高 28 兆ウォン(約 3. 1 兆円、14/ 12 期)は、アジアでトップクラスにある。また、韓国におい て百貨店、家電量販店などの部門でトップシェアを占めるなど、強固な事業基盤を構築している。その一 方、韓国内でのシェアが非常に高いため、国内の景気動向や政府規制の影響を大きく受ける。15 年 5 月 に発生した ME RS(中東呼吸器症候群)の影響による国内消費環境の悪化などにより、15/ 12 期の収益減 少は避けられないとみられる。しかし、既に国内消費環境は改善に向かっていること、営業赤字が続いて いる海外事業でも不採算店舗の閉鎖などの対策が進んでいることなどから、収益は 15/ 12 期に底を打つと みている。大型店出店や M&A などによる投資増加に伴い有利子負債も増加してきたが、この先、収益動 向や財務バランスにも留意して投資を行っていく方針であり、財務構成が大きく悪化する懸念は小さいと みている。以上を総合的に勘案し、格付を据え置き、見通しを安定的とした。ただ、家計債務問題の影響 などから、個人消費の回復は限定的とみられることもあり、今後、収益および財務構成の改善状況を慎重 に見極めていく。なお、ロッテグループのオーナー一族に関わるガバナンス問題については、グループに よるガバナンス改善策を含め、今後の展開とそれによるグループ各社への影響を注視していく。
(3) 収益の中核を担う百貨店事業は、富裕層に加え若い世代も含めた幅広い客層や外国人観光客をも取り込み、 ソウルをはじめとした主要都市で地域一番店を有するなど強い事業基盤を構築している。近年は、アウト レットモールや複合型ショッピングモールなど新たな店舗フォーマットによる多角化を進め、事業ポート フォリオの強化を図っている。14 年 10 月に開業したロッテワールドモールは、安全問題などが営業の制 約となっていた。既に安全面への対策が進み、足元では客数、売上高が徐々に回復してきているが、この 先、十分な収益貢献を果たしていけるか慎重に見極めていく必要がある。ディスカウントストア事業は、 国内消費環境の悪化や休日営業規制、中国での販売不振などの影響を受けて、収益が低下している。国内 では生鮮食品の品質向上に取り組み、既存店売上の改善を図っている。中国では不採算店舗の閉鎖を実施 しており、一定の利益改善効果が見込まれる。家電量販店事業は、幅広い品揃えと価格競争力を武器にト ップシェアを有する。空白商圏への出店、さらなる品揃えの充実などを進めており、この先もトップシェ アを維持していくとみている。
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うとみられる。14/ 12 期末の自己資本比率 41. 7%(13/ 12 期末41. 6%)など、セール&リース・バックを 行ったこともあり、財務構成に大きな動きはみられない。成長に向けた出店の継続により、有利子負債が 増加する局面が想定されるが、その一方で自己資本の増加も見込まれ、一定の財務構成は維持可能と考え ている。
(担当)田村 喜彦・大塚 浩芳・幾島 真 ■ 格付対象
発行体:ロッテ・ショッピング・カンパニー・リミテッド(L otte S hopping C o., L td.) 【据置】
対象 格付 見通し
外貨建長期発行体格付 A+ 安定的
格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 11 月 17 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:藤本 幸一 主任格付アナリスト:田村 喜彦
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類 と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、 「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「小売」(2011 年 7 月 13 日)として掲載している。 5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) ロッテ・ショッピング・カンパニー・リミテッド(L otte Shopping C o. , L td. )
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。 本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性 の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外 の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入 手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。 7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明 8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、 独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、 当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先